流行の循環を学ぶ。「水溜りボンド」トミーさんが教える、愛されるクリエイターの共通点
YouTubeで活躍するクリエイターやグループには、どんな共通点があるのか。演者、編集者、マネージャーと、目指す道が異なるメンバーを前に、その問いのヒントを教えてくださるのが、「水溜りボンド」のトミーさんです。2015年から活動を続け、個人チャンネル「とみビデオ」「とみ共和国」ではショート動画の毎日投稿を重ねています。「10年以上YouTubeをやってきて、これだけは間違いないということを話します」。そう前置きして始まった特別講演会を追いました。

1.長所は、自分ではなく仲間に語ってもらう
トミーさんが示した式は「人(誰が)×何(どんな企画をやるのか)」です。話は「人」の強め方から始まりました。
「何か努力するとすぐに『俺こんなに頑張ってるよ』と言いたくなるけど、いちばん近いメンバーや視聴者の評価にすら達していなかったら、それは言うべきではない、ただの自慢になっちゃうんです」
自分は紹介してもらえるまで努力を重ね、相方やメンバーの良いところを探そうとする。5人組のグループなら、その矢印が無数に行き交います。「1人だけが頑張っていて、ほかの人が全然頑張っていないチームにならないから、長続きする」。

2.流行は循環する。過去を学び「クリエイターとしての筋肉」を鍛える
続いては「何(企画)」の話です。テレビからYouTube、ショート動画へと媒体は変わっても、視聴者が求める企画は形を変えて戻ってきます。10年以上前に流行した、コーラにメントスを入れる動画が、今またショートで回っていることを例に、トミーさんはこう話します。

「コンテンツは循環するので、昔のコンテンツを勉強すれば、次に来るものを予測できるということでもあるんですよ」

さらに、正確なタイミングはわからなくても、追い続けるうちに「トレンドの周期」がなんとなくつかめてくるといいます。
「これは、肌感覚のようなもの。動画を見ていないと培えない、クリエイターとしての筋肉みたいなものです」

過去の流行を調べながら「自分だったらどうやるか」まで妄想しておけば、もう一周回ってきた瞬間に打ち出せる、とトミーさんは続けます。
そこに乗せるオリジナリティーの核になるのが、最初に話した「人」です。講演では、トミーさん自身が手がけてきた企画を例に、その掛け合わせ方も詳しく語られました。
流行と人を掛け合わせ、積み重ねていくうちに、人そのものが企画になっていく。2つの話は、ここでつながりました。
3.好きなことを軸に、先人の歩みを教科書にする
講演の最後は、メンバーからの質問に答える時間です。

個人チャンネルで、ショートはグルメ、横動画はホラーとジャンルが分かれている理由を問われると、「ミスです」と即答。食べることも怖い話も好きで、「それも含めて独自性にしていくべきかなと思っています」と持論を展開。
19歳に戻るなら何をしますか?という質問には「軸はやっぱり好きなことがいいと思う」。YouTubeには、先に売れたクリエイターたちの企画も案件も、浮き沈みまで残っているといいます。「教科書が何個もそろっているから、じゃあどうすべきだったんだろうって、もう一回考えられる。めっちゃ勉強のしがいがあると思います」
最後に……「あとから『あの時サボっていなかったら行けた可能性がある』というのが、いちばん悔いが残ると思うんです。もし人生に余白がまだあるなら、そこを詰めてやってみてもいいんじゃないかな」とアドバイス。
業界の最前線を走り続けるクリエイターの貴重な学びが、動画・配信・マネジメントを志すメンバーへと伝えられました。
【PROFILE】
トミー(水溜りボンド)
2015年から相方・カンタさんと「水溜りボンド」としてYouTubeを中心に活動。「気になるけど自分ではやらないこと」を動画にし、幅広い世代から支持を集める。メインチャンネルの登録者数は400万人を超える。個人チャンネル「とみビデオ」ではグルメや怪談、「とみ共和国」ではドッキリなど多彩なジャンルを発信し、2チャンネルともショート動画の毎日投稿を続けている。「とみビデオ」の登録者数は約160万人(2026年10月5日時点)。
【公式サイト・SNS】
水溜りボンド(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCpOjLndjOqMoffA-fr8cbKA
とみビデオ(YouTube)
https://www.youtube.com/@TomiVideo
トミー(X)
トミー(Instagram)
https://www.instagram.com/tommymizutamaribond/
とみ共和国(YouTube)
https://www.youtube.com/@tomikyowakoku
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