【産学協同プロジェクト】ソニーマーケティング株式会社とのコラボレーション!在校生メンバーがヘッドホン「WH-1000XM6」のプロモーションムービーを制作
ソニーマーケティング株式会社と、バンタンクリエイターアカデミーによる産学協同プロジェクトが実施されました。
企業が抱える課題に対して、在校生メンバーが専門性をいかして提案を行うプロジェクト。実際のクライアントワークとして進行するため、プロとしての提案、納期、そしてクオリティが求められます。

【1.産学協同プロジェクトの課題は?】
ヘッドホン「WH-1000XM6」(オープン価格)のプロモーション映像を制作。
10代後半から20代メンバーが5チームに分かれ、90秒という尺で制作しました。
審査員を、ソニーマーケティング株式会社様、映像クリエイター・Ussiyさん、バンタンクリエイターアカデミー現役プロ講師陣が務め、
・製品の機能のアピールができているか?
・ターゲット、伝えたいメッセージが明確か?
を基準に審査を行いました。厳正なる審査の結果、優秀作品2作品が決定。
2026年3月2日~19日の期間限定でソニーストア銀座 4階 Creative Base で上映されました!

【2.エントリー作品を紹介!】
エントリーしたのは計5作品。ひよし監督の『静寂は贅沢だ』、笠監督の『世界が変わる至高のエンタメ』、条野監督の『360°の記憶』、そして選抜されたのは……

『Release Yourself with New sound』
女性プロデューサー嶋田さんと森塚監督が映し出す、躍動感のあるHipHopの世界観。
女性DJの動と静を表現し「好きなことをしよう」というメッセージを込めました。
構想段階から一度もブレることなく、監督・撮影・編集者が同じメッセージを表現しようと奮闘しました。
GBチーム_Release Yourself with New sound
『引き算の美学』
高校生のチームによる作品。自分たちの個性を出すことを考え、編集力を生かして3D制作ツール「Blender」に挑戦。製品開発者の方々の動画やインタビューまで読み込み、開発者の想いを伝えることを考えて最後の最後まで粘って作った作品。

今回の産学協同プロジェクトに賛同してくださった、ソニーマーケティング 吉岡美咲様にお話をうかがいました。
【3.「同世代だからこそできる映像」を期待】

―― 今回のプロジェクト、どのような経緯で始まったのでしょうか。
ソニーマーケティング株式会社 吉岡 美咲様(以下吉岡さん): ヘッドホンの商品担当から「若い方々の視点でプロモーションを考えてほしい」というリクエストがあったことがきっかけです。「WH-1000XM6」は、ソニーの中では比較的手に取りやすい価格帯の商品ですが、若者にとっては少し高価な買い物ですよね。だからこそ、同世代である在校生の視点で「商品を使いたくなるような動画」を作ってもらうのが良い機会だと考えました。
―― 具体的な制約やルールはあったのですか。
吉岡さん: 表現についてはお任せしました。映像の尺は30秒から120秒の4パターンから選択でき、フォーマットは4Kで、という形式上の指定はありましたが、内容は自由です。優秀作品はソニーストア銀座 4階 Creative Baseのサイネージで放映するということを、一つの「賞」として提示して制作していただきました。
【4.プロフェッショナルが現場で使う「Cinema Line」シリーズで撮影】

――今回の産学協同プロジェクトは、比較的タイトなスケジュールでしたね。
吉岡さん:そうですね。年明け早々にオリエンをして、2月16日に五反田の校舎で上映審査会を行いました。私も上司と一緒に伺ったのですが、そこで初めて完成品を見た時は、正直、想像以上でした。メンバーたちは締め切りギリギリまで作業されていたと聞きましたが、私たちがリクエストした意図をしっかり読み取ってくれていました。単なる制作課題ではなく、一つの「クライアントワーク」として、とても真摯に頑張ってくれたなという印象です。企画書一つとっても、我々の話をちゃんと聞いて落とし込んでくれているのが伝わってきました。
―― 機材面でも全面的なバックアップがあったと伺いました。
吉岡さん: はい。今回は「FX30」「FX3」といったソニーのCinema Lineカメラを数十台お貸し出ししました。これまではVlogカメラなどが中心でしたが、今回はプロが現場で使う機材を投入しました。
事前ミーティングで、「ある機材の中で撮るのではなく、何が撮りたいかがあってから機材を選ぶ、という思考プロセスを経験させてあげたい」という話になりました。
プロと同じ環境で映像を作る経験を通して、メンバーの意識が変わったとスクールスタッフさんからもおっしゃっていただけました。
―― 選考はどのような基準で行われたのでしょうか。
吉岡さん: 映像クリエイター・Ussiyさんには映像美や構成力といった専門的な評価をお願いし、私たちソニーマーケティング株式会社チームは「ブランドイメージにマッチしているか」という視点で審査しました。
―― 受賞した2作品の決め手は何でしたか?
吉岡さん: 女性がDJをしている作品については、満場一致でした。見た瞬間に「今すぐ店頭で流していてもおかしくないよね」というレベル。テンポも内容も良く、若年層をしっかり意識した作品でした。
もう一つの製品フォーカスに振り切った作品は、非常に端的で「何を伝えたいか」が明快だった点をUssiyさんは高く評価されました。制作したのは高校生チームだったのですが、3DCGでモデリングという技術的な挑戦もありましたし、開発者の想いを商品ページから拾ってテロップにするなど、クライアント側に「わかってくれているな!」と思わせる熱量がありました。今回はあえて修正を加えず、店頭で上映しています。
―― プロジェクトを通して、改めて感じたことはありますか。
吉岡さん: あるメンバーが、「授業の課題制作では縛りがありますが、今回は自分の好きな音楽やジャンルとマッチして、本当に作りたいと思える作品が作れました」と言ってくれました。その言葉を聞いた時は、産学協同プロジェクトをやってよかったなと感じました。
今回、カメラマン、制作、ディレクションなど、在校生メンバーがさまざまな映像の関わり方を経験していただけたと思います。まだ進路が決まっていない人も、プロジェクトを通して、自分の向き不向きを少しでも向き合っていただけたら、貴重な時間になったのではないかなと思います。
―― 最後に、在校生メンバーへメッセージをお願いします!
吉岡さん: ソニーストアには、気軽に相談できる“大人の味方”がいっぱいいます。まだ具体的な進路が決まっていなくても、ぜひ業界の味方をうまく活用してほしいです!

【ソニーストア銀座で行われたUssiyさんによる特別授業】
https://creatoracademy.jp/topics/blog/5731/
【Sony | Alpha (Japan) note】